Platycnemis echigoana
九大OBの九州オオズさん,修士1年のつやまぐさん,農学部3年のカオカクシゾウ,ぼくという4人のメンバーで熊本県のS山に採集に行った.
どうせ花なんて咲いてないだろうなあと思ってナタ1本というかなりの軽装備で挑んだところ,道中でカエデがそこそこ咲いていてびっくりした.
そんなぼくを九州オオズさんが哀れに思ったのか,長竿を貸してくださった.ありがとうございます!!!!
さっそくカエデを掬ってみたところ,ヒゲナガコバネカミキリ属Glaphyraの仲間はまだ出ていていないのかまったく入らなかったが,代わりにヒナルリハナカミキリ Dinoptera minuta (Gebler, 1832),キバネニセハムシハナカミキリLemula decipiens Bates, 1884,セスジヒメハナカミキリPidonia (Cryptopidonia) amentata amentata Bates,1884などが入った.ゴミダマはナガハムシダマシMacrolagria rufobrunneaがいくつか入った.普通種ばかりだけど,春だなあと無意味にしみじみした.
S山に到着すると,ニセコルリクワガタやオビモン,イガクロツヤなどのマグソコガネの仲間を採集した.
ぼくはS山と非常に相性が悪く,S山に採集に来るといつも雨が降るのだけど,今回も例に漏れず開始数十分で雨が降り出し,笑ってしまった.
これらを採集し,今度はミナミツヤハダクワガタを狙おうとしたが,幼虫しか出せなかった.
その後は山を必死でうろうろした.ヒメコブスジツノゴミムシダマシBolitonaeus mergae Lewis, 1894がかなりの量入っていると思われるサルノコシカケをいくつか持ち帰った.
結果として本当の普通種しか見ることはできなかったけど,久々に山の空気を吸えて楽しかった.
九州オオズさん,ありがとうございました.