クモに食べられました
新しくできた後輩と、先輩とで対馬に行ってきた。4/20と4/21。おもに竜良山で採集を行った。
後輩のカオカクシゾウ(ハンドルネーム)はゾウムシが好きとのことで、なかなか良い趣味だと思った。
……しかし、一緒に採集をしてみると、ゾウムシ屋というよりは甲虫全般が好きなようで、これは頼もしい後輩であった。ゴミムシダマシにも強い興味があるようで、なぜか半分成果を競うような採集となってしまった(苦笑)
あまりの興味の範囲が広いので、僕は彼をゾウハチクワゴミゴミダマ屋と呼ぶことにした。
さて。採集の結果であるが、今回はなかなかの成果であった。
狙っていた対馬特産種のツシマヒサゴゴミムシMisolampidius tsushimanus、ツシマトゲヒサゴゴミムシダマシMisolampidius adachiiが両方とも採れ、さらにツシママルムネゴミムシダマシTarpela tsushimana、ツシマチビトゲゴミムシダマシByrsax tushimensis、その他、おっ!というものや、うわあっ!というものが採れた。
マウント中なので後日標本写真を上げたい。
有名な、ツシマカブリモドキCarabus fruhstorferi。別に珍しい種ではないけど、この時期でも採れるかなあと思ったが採れた。まあオサムシの仲間なので当たり前であるが。
ツマグロコメツキAmpedus niponicus。かねてから見てみたい種であったが、まさかこんな低標高にいるとは思わなかった。
さる方から、この種はツマグロコメツキではなく、Ampedus kuriharaiという種であるとご教示いただきました。ありがとうございました。
ここでタイトルについて。実はこの採集の途中、アシダカグモの仲間に咬まれるという事態が起きた。
アシダカグモに咬まれる事例は珍しいと思うので、一応症状を書いておく。
まず、刺咬部が腫れ(かゆみがあった)その後しばらくして、吐き気、全身の痺れが起こった。これらは10分程度で引いたので大事には至らなかった。
毒性は低いようだが、案外つらかった。