ごみだまろぐ

甲虫屋のネガティブ日記

ぷらちなうれしいのに

今日も懲りずに志賀島へ。
一応、Figulus属のクワガタとケシマグソ類を狙いに行くという名目で。今思えばこれ全部頼まれたヤツだ。


午前中は林道に入り、クワガタを狙う。



……しかし、出るのはコクワガタばかり。結局ロクな成果が得られないまま、12 時をまわってしまった。

仕方がないので、気分を改めてケシマグソを狙いに海岸へ。前回来た時に、よさげな海岸をチェックしていたので、そこで採集をした。

去年、能古島で嫌というほど砂をふるったのに 1 頭もケシマグソが採れなかった忌まわしい記憶がよみがえる。あの時よりは絶対に環境がいい場所だから、必ずいるはずだと自分に言い聞かせた。

どうやら本当に環境がいいらしく、Idisiaやスナゴミダマ、ハマベエンマムシが多く入る。能古島では全体的にもっと虫が少なかった記憶があるため、単純に環境が良くなかったのかもしれない。

そして砂をふるい続けて30分くらいだろうか、ようやくケシマグソを 1 頭採ることができた。
別にこの仲間のコガネムシは(たぶん)珍しくはないのだろうが、ようやく採れた、と安堵した。
ニセマグソコガネに似ている気がしたが、よく分からない。今度つやまぐさんに見てもらおうと思う。

なんだか追加を狙う気がしなかったので、またクワガタ探し。

前回来た時にあることをうすうす感じてはいたが、今回でそれが確信に変わった。

…目についた材はすべて既に削られている。
とんでもない数の先客がいたようである。

仕方がないので、誰も通らないような変な道をぐねぐねと進んだ結果、ようやく誰も削っていない材を見つけることができた。しかもたくさん。

これはチャンスだと思った…が、やはりコクワガタしか出ない。はあ、とため息をつくと、材の樹皮がいい感じにめくれあがっているものが多いことに気付いた。


これはもうゴミダマを探すしかない。
とりあえず一番近かった樹皮をそっとめくってみる。





オンパレード。
ユミアシゴミムシダマシ、ナガニジゴミムシダマシ、クチキムシ、オオニジゴミムシダマシが得られた。
ナガニジは持っている個体数が多くなかったので、そこそこ良い結果。

こんなことをやっているうちに、日が傾いてきたので、今日の採集は終了。
Figulusが採れなくて申し訳ない採集だった。