流れ
Aさんと一緒に、Iさんのもとを訪れ、ゴミムシダマシのことについてお話させていただいた。
Iさんは、当然のことであるが、虫の知識量が膨大で、自分が逆立ちしてもかなわないように思われた。
多少は勉強して行ったのだが、それでもまだ勉強不足である感じは否めなかった。
自分が好きなグループである Misolampidius属について、さまざまなお話を聴くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができた。
ゴミムシダマシの仲間は、分類においてはもうすることがないとばかり思っていたが、最新の情報を聞く限り、そのようなことは無さそうだった。
そしてなにより、学部生のうちに達成しておきたい明確な目標(研究テーマ)を打ち立てることができた。これは、今回で一番の収穫であった。
何事も段階を踏むことが必要である。最初の一歩は、他人におんぶに抱っこでも、その後、自分で学んで、発見して、全てできるようになるならば、かまわないと思う。
学部生である時間も、残すところ2年半となった。まだ2年半もあるとみるか、もう2年半しかないとみるか、どうだろう。
思うに、自分は、1年生の頃は、かなり足踏みしてしまったようだ。それでも得ることは多くあり、間違いなく成長しているということを実感できてはいるのだが、根本的なところで、自分は一歩も動くことができていない。
しかし、今日、ようやく、進路が見えてきたところだ。ここで、絶対に成果をつかみとりたい。
Aさん、Iさん、今日はありがとうございました。